米大衆伝道者のグレッグ・ローリー氏による伝道集会「ソーカル・ハーベスト」が5、6の両日、米カリフォルニア州アナハイムのエンゼル・スタジアムで開催された。
集会には2日間で延べ5万1千人以上が対面で参加し、16万1千人がオンラインで視聴。集会の模様は約600のソーシャルメディアとラジオ局で配信され、8600人を超える人がキリストに従う決心をした。
ステージでは、ジェレミー・キャンプやフィル・ウィッカム、ニュースボーイズ、アンディー・ミネオ、クラウダーら、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック(CCM)の代表的な歌手がパフォーマンスを繰り広げた。
ローリー氏は、会場参加者とオンライン視聴者に向けたメッセージで、「神は私の人生を変えてくださいました。そして神は、あなたにも同じようにしてくださることができるのです」と語った。
「今夜、私が抱いている希望は、政治家や世界のリーダーにあるのではありません。テクノロジーやお金、財産にあるのでもありません。宗教でもありません」とローリー氏。「私たちが求めているものは、自分たちの手で抱くようなものではありません。それは、イエス・キリストを通して、神との関係の中で、心の中で起こるものなのです」
集会は、1960年代から70年代にかけてカリフォルニア州南部で実際に起こったキリスト教のリバイバル運動を題材にした映画「ジーザス・レボリューション」の内容も盛り込まれたものとなった。
この映画は、路傍伝道者ロニー・フリスビーの影響を受けた若き日のローリー氏の人生に、当時のリバイバル運動がどのように影響を与えたかを中心に描いた作品で、2023年2月に公開が予定されている。
映画では、ケルシー・グラマーが、ローリー氏の師であるチャック・スミス牧師を、ジョナサン・ルーミーがフリスビーを、そしてジョエル・コートニーが若き日のローリー氏を演じている。
ローリー氏はこの映画について今年初め、「イエスがどのように動き、私たちの人生に霊的覚醒を与えてくださり、それが今日でも感じられるかを描いたものです」と語っている。
「私の心にとても近く、私の人生と私たちの国を永遠に変えたこの物語を、このような才能ある、尊敬に値するキャストとスタッフが映画化してくれることを光栄に思います」
「ジーザス・ムーブメントは、米国最後の偉大な霊的覚醒でした。歴史家の中には、史上最大のリバイバルだと言う人もいます。今、私はこの時代にもう一つのリバイバルが起こるよう祈っているのです」
カリフォルニア州南部で毎年開催される「ソーカル・ハーベスト」は、1990年の初開催以来、延べ600万人以上を動員し、これまでに少なくとも60万人を信仰告白に導いている。