9月8日、英国女王のエリザベス2世が96歳の天寿を全うし、天に召された。彼女の在位は70年にも及び、英国民のみならず世界中から愛されていた。米国の伝道者ビリー・グラハム氏とも数十年来に及ぶ深い親交があり、十数回も会っているのだ。
英国の君主にして国教会の最高権威者で、信仰の擁護者でもある彼女は、敬虔な信仰を有する女王だった。2000年には次のように述べている。
「多くの人にとっての信念とは、基本的な重要性を持っています。私にとっては、キリストの教えと神の御前での私自身の説明責任が、自分の人生を導く枠組みとなっています。私は多くの皆さんと同じように、困難なときにこそ、キリストの言葉や模範から大きな慰めを得てきました」
女王を失った英国の慰めのため、またチャールズ新国王にも、母親譲りの敬虔な信心が継承され、神を畏れ敬う模範的君主として立てるよう祈っていただきたい。
■ 英国の宗教人口
聖公会 36・2%
プロテスタント 8・3%
カトリック 8・6%
無神論 34・5%
正教 1・1%
ユダヤ教 0・4%