日雇い労働者で妻子を持つ一家のお父さんであるダネッシュは、制御不能なアルコール依存症に悩まされていた。
ダネッシュの伝道に携わっている米宣教団体ミッション・インディア(MI)は、「彼は稼いだお金の多くを酒代に費やし、妻子を顧みず、生活費はほとんど酒代に消えてしまうほどでした。いつも自分を見失うほど酔い潰れるのが日常的で、その酔いつぶれた行状は、家名に泥を塗るほどにひどいものでした。妻は、夫の悪態を恥じて、実際に人前に出られなくなるほどでした。明らかに泥酔は罪です」という惨状を報告した。
そんな時、MIの開拓伝道に携わるビメッシュは、ダネッシュとの関係を築き始めた。ビメッシュは頻繁に彼を訪ね、酒をやめるように励まし続けた。ビメッシュはダネッシュのために祈り、彼に福音を伝えたのだ。そして最近、ハレルヤ!ダネッシュはイエスを主として受け入れたのだ。
その結果、アルコール依存症によって一家に恥をもたらしたこの父親は劇的に変えられ、家族に主イエスを指し示す霊的指導者になった。
今、彼の家族は教会に通い、一緒に祈り、全く恥じることなく人前に出ることができるようになった。ダネッシュの人生は変えられ、その素晴らしい影響は家族にも及んでいる。
MIの関係者は、「私たちは父親たちと一緒に働き、家庭の父親たちがイエスを知り、その結果、イエスの愛によって一家が変えられるのを見るのが大好きです。父親たちの変えられた人生は、子どもたちや家族の人生を変え、場合によっては何世代にもわたって続く家名の方向性までも決めるのです。これはとても力強いことだと思います」と述べる。
家庭の中における父親の存在は、祭司的存在だ。その彼が変えられる祝福は一家全体にまで及ぶ。アルコールや薬物によって崩壊された人々の人生が、主イエスにあって劇的に変えられ、これが多くの人々への証しとなってインドに津波のような救霊をもたらすよう祈っていただきたい。
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
イスラム 14・3%
英国教会 0・2%