カナダ出身の人気ポップ歌手ジャスティン・ビーバー(28)が、ラムゼイ・ハント症候群により発症した顔面神経まひと闘う中、自身のキリスト教信仰が支えとなり、平安を与えてくれていると語った。
ビーバーは13日、自身のインスタグラムを更新し、イエスが「嵐のただ中」にあっても共にいてくれるとファンに報告した。
ラムゼイ・ハント症候群は、耳や顔面、口の周囲の神経に影響を与える水痘・帯状疱疹(ほうしん)ウイルスに起因する合併症。ビーバーは10日、インスタグラムに3分弱の動画(英語)を投稿し、この病気により顔の右側半分がまひしてしまい、現在行っているワールドツアーのうち、幾つかの公演を延期することを明かしていた。
ビーバーはこの時、2億4千万人いるインスタグラムのフォロワーに、「みんな愛している。僕のために祈ってほしい」と頼んでいたが、13日の投稿では「良くなっている」とし、神の中に「慰めを見いだしている」と伝えた。
「人生のこの時になって、嵐はやってきては去っていくものだと分かるようになった」
「イエス様は、嵐のただ中でも僕と共にいてくれることを、思い出させ続けてくれる。嵐が問題ではないんだ。僕たちは決して一人じゃないし、彼は僕たちのことを理解してくれているんだ」
ビーバーは、この困難な経験によって、神が自分のすべてを知っており、自分を愛し続けてくれていることをあらためて感じたという。
「イエス様は、誰にも知られたくないような僕の暗い部分も知っていて、いつも僕をその愛の腕の中に迎え入れてくれるんだ」
また、現在の病気が永遠に続くわけではないことを信じていると言い、「この視点は、僕が直面しているこの恐ろしい嵐の中で平安を与えてくれた」と伝えた。「この嵐は過ぎ去るし、その間、イエス様が僕と共にいてくれるということを、僕は知っているんだ」