韓国・木浦市で延べ3千人もの孤児を育て、「韓国孤児の母」と呼ばれた高知県出身の日本人女性、田内千鶴子(1912~68、韓国名:尹鶴子=ユン・ハクチャ)の生涯を息子の視点から描く朗読劇「ゆめの木―僕の母は韓国孤児のオモニになった」が4月9日、東京のお茶の水クリスチャン・センターで上演される。朗読は、俳優の水澤心吾(みさわ・しんご)さん。舞台などで活躍する岡田香錦(こうきん)さん、片岡断行さんが共演する。
水澤さんは、NHK朝のテレビ小説、大河ドラマなど、テレビ・映画・舞台を中心に活躍。演者としての苦悩、挫折を経験する中で、クリスチャンであった杉原千畝の影響を受け、自らも信仰を持った。杉原の生涯を描く一人芝居「決断 命のビザ」をライフワークとして演じるほか、最近では信仰者の生涯を描いた朗読劇にも挑戦している。朗読劇のレパートリーはすでに10作品以上に上り、海外での公演も行っている。
入場無料。開演は午後3時(開場は同2時半)。問い合わせは、メディア21(電話:06・6345・2800、ファックス:06・6345・2900、メール:[email protected])、またはヴィジョン企画(電話:070・6962・4141)まで。お茶の水クリスチャン・センターへのアクセスの詳細はホームページを。