2月1日に起きたクーデター以来、政権を掌握したミャンマー軍による横暴に歯止めがかからない。
ロイターによると、軍による鎮圧の犠牲者は、幼い子どもを含めて3月末時点で500人以上を数える。また、ミャンマーでの報道の自由はクーデター政権によって著しく侵害されており、すでに国内5つの主要メディアは免許を取り消され、外国人を含む70人以上の記者が当局によって拘束されている。
ミャンマー軍は、民主主義国の軍隊のように国民を守る軍隊ではなく、自己都合の軍隊であることが露呈された。
このような苦難の中、慰めとなる報告もある。町が混乱しているために食料品店に行くことができない未亡人に、ある兄姉らが食料品を届けた。そのとき彼らは、この婦人にキリストについて話すことができ、その日彼女は主イエスを受け入れたのだ。
しかし翌日、福音を伝えたコミュニティーのうち30人が拘束され、それ以来その未亡人とは会えていない。
このような拉致はよくあることで、今も約3千人余りが拘束されている。何の理由もなく無作為に拘束された者もおり、当局は真夜中に来て、証拠なく連行して行くのだ。
軍政は、恐怖によって民衆を支配しようとしている。ミャンマーの信者らは世を徹して警戒しなければならない。ある信者は「社会の平和のためだけではなく、イエスにある兄弟姉妹のために祈ってください」と要請している。
彼らが守られ、混乱続くミャンマーに福音の希望を指し示すことができるよう祈っていただきたい。
■ ミャンマーの宗教人口
仏教 80・0%
プロテスタント 6・8%
カトリック 1・3%
英国教会 0・2%
イスラム 7・2%
ヒンズー 0・4%