聖書をどのように生きるか。私たちにとって、生きるということは一つの大きな事業です。この大事業をどのように管理していくか。たとえビジネスをしていないあなたも、例外なく「自分の人生」の経営者といえるのです。ですから「ビジネスと聖書」を共に考え、実行し、バランスの取れた幸せを手に入れてまいりましょう。
本日の結論:クリスチャン・ライフスタイルは家庭で生み出されるのです。
40時間 vs 3000時間
米国のある教会の牧師が説教で話された内容です。以下の写真は何だと思いますか? 右側のプラスチックの筒には3000個のオレンジ色のピンポンボールが入っています。そして左側のガラスの花瓶には40個のオレンジ色のピンポンボールが入っています。何を意味しているのでしょうか?
左側の40個のピンポンボールの意味は、教会が年間子どもたちにイエス様のことを教えることのできる時間です。年間40時間とは、実質、週1時間しか教会がお子様にイエス様のことを教える時間がないことを意味します。ですから、子どもの不従順を教会の責任とされても困ります。やはり家族の協力があって初めて、クリスチャンのライフスタイルを生み出すことができるのではないでしょうか。家庭においては年間3000時間子どもにイエス様のことを伝える時間がある。3000個のピンポンボールが意味する内容です。
クリスチャン・ライフスタイル
1. 食前のお祈り
日本人はとても礼儀正しく、食前には「いただきます」とほとんどの国民が手を合わせて唱えてから食事を始める教えは、素晴らしいことであると信じておりました。しかし世界に出てみると、井戸の蛙、大海を知らずでした。一家の主が家族全員と円になって手をつなぎ、神様にお祈りします。食事への感謝だけでなく、その日の家庭、職場、学校での祈りの課題についても共に祈るのです。
2. 子どものタレント探し
普段の生活を通して、神様が子どもたちに与えられたそれぞれのタレントを見極めていきます。小さなうちは難しいですが、徐々に分かってくるものです。外交的か、内向的か。文系か、理系か。運動神経が良いか。歌や踊りが得意か、などなど。周りの人と比較せず、私は何のために生まれてきたのだろうか。人のため、世のため、神のために生きるには、ナンバーワンを目指す教育から、オンリーワンを目指す教育が聖書的であると信じます。家庭における3000時間を活用してタレントを探し、神様の選ばれたふさわしい道へと子どもたちを導いていきたいものです。
3. 常に生かされる言葉を語る
人体の60~70パーセント、子どもは80~90パーセントが水分といわれています。みずみずしい若さの源は水分です。下の写真を見てください。3つのグラスにお米が入っています。そこに水を注ぎ込み、以下の実験をしました。
1カ月間、最初のグラスに向かって「ありがとう」と言い続けました。2つ目のグラスには「ばかやろう」と言い続けました。3つ目のグラスは無視をして立ち去りました。1カ月後、結果はどうなったと思いますか?
1つ目のお米は発酵が始まり、心地よい香りを放出していました。また、2つ目のお米は黒くなっていました。そして、3つ目のお米は腐り始めていました。
(1)「ありがとう」
(2)「ばかやろう」
(3)無視
水の伝道師である江本勝氏(ビジネスと聖書(5)You are what you say! を参照ください)は、無関心であることが人間に最も大きな害を及ぼすので、特に子どもたちとは積極的に会話を交わすことが大切であると述べています。憎しみや怒り、いらだち程度であっても、他人に対して破壊的影響を及ぼすだけでなく、自分に対しても悪影響が返ってくるのです。自分の体の60~90パーセントが水分だとしたら、自分のために祈ることによって、または肯定的な言葉、愛の言葉、励ましの言葉を語り続けることで良い影響があることは間違いありません。
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