聖書をどのように生きるか。私たちにとって、生きるということは一つの大きな事業です。この大事業をどのように管理していくか。たとえビジネスをしていないあなたも、例外なく「自分の人生」の経営者といえるのです。ですから「ビジネスと聖書」を共に考え、実行し、バランスの取れた幸せを手に入れてまいりましょう。
ノルウェーの町リューカン
3500人が暮らす町リューカンは、ノルウェーの首都オスロから約112キロ西方に位置する谷底の町で、毎年9月から3月にかけて日光がほとんど届かず、長い間、暗さと寒さに悩まされていました。町民は半年の間だけ降り注ぐ太陽の光でなんとか生活を営んでいます。
冬の間は太陽のない町を救うアイデアとして、山頂に51平方メートルの巨大な鏡を3枚設置して太陽光を町へ届けるというプロジェクトが実施されました。鏡はセンサーとコンピュータによって制御され、リューカンの町の広場に約600平方メートルの楕円(だえん)形の太陽光を届けることができるようになりました。町が始まって以来初めて「冬でも太陽光を浴びることができる」ということで、広場の太陽光のもとには町民たちが集まっているといいます。
聖句:ヨハネ8章12節
イエスはまた彼らに語って言われた。「わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」
Be the Moon. Reflect The Son
この言葉は米国のクリスチャンの間ではとても有名な励ましのスローガンです。「月になって、独り子を反射しなさい」と直訳できますが、2つの意味が含まれています。「月になって、太陽(Sun)を反射しなさい」からヒントを得て「月になって、独り子(Son)イエス様を反射しなさい」と、クリスチャンの生きざまをうまく表現したスローガンだと思いませんか。米国ではTシャツやステッカーにしてとても用いられています。
聖句:マタイ5章16節
このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。
2021年あなたの抱負は何ですか?
私たち一人一人がどこへ行き、何をするにしても、常に自分は月のようにイエス様の光を反射できる者でありたいと思います。月自体は自分で光を放つことはできません。太陽の光を反射して地球に住む私たちが夜道を歩くにも困らないように、月や星を神様が造ってくださいました。
同じく私たちクリスチャンの正しい生き方は、暗闇の中に光を届ける働きではないでしょうか。自家発電で光を放ち続けることはとても難しく、とても疲れてしまいます。自家発電でなく、イエス様の光を反射させることに努力することが肝要であると信じます。どこへ行き、何をされても、この言葉を心に留めて今年2021年を生きてまいろうではありませんか。
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