学校法人同志社(京都市上京区)は2日、現総長の任期満了に伴う次期総長候補者選考で、現職の八田英二氏を選出したと発表した。27日に開催する法人評議員会に意見を求めた上で、同日開催の法人理事会で正式に選定される。任期は、4月1日から2025年3月31日までの4年。
八田氏は1949年、京都市生まれ。71年同志社大学経済学部卒業、73年同大学院経済学研究科修士課程修了、77年米カリフォルニア大学バークレー校大学院経済学Ph.D.コース修了。85年同志社大学経済学部教授に就任、2019年から同大名誉教授。同大経済学部長、同大学院経済学研究科長、同大学長を歴任。2017年から同志社の総長と理事長を兼務している。
学外では、日本高等学校野球連盟会長、日本学生野球協会会長、文部科学省科学技術・学術審議会専門委員、日本学術振興会学術システム研究センター運営委員長など多くの要職を務めている。専門分野は産業組織論および計量経済学。主な著書に『広告と市場競争』『実証日本経済』『What’s 経済学』などがある。