2021年1月6日、米国の上下院合同会議において、昨年11月3日に行われた大統領選挙の結果が承認され、民主党のバイデン候補が第46代米国大統領になることが決まりました。残念ながら、選挙の不正に関わる十分な審議に至ることはなく、トランプ大統領の再選への道は閉ざされた形になりました。
極左グループが議事堂へ乱入して暴動をあおる
今回の合同会議では、各州の議員が提示する選挙不正の訴えを検証し、選挙結果の正当性が審議されるはずでした。議事堂のあるワシントンDCには、トランプ大統領の呼び掛けに応じた100万人ほどの米国民が集まり、選挙の不正を訴え、議事堂で行われる審議を見守っていました。
ところが、ちょうど審議が始まった頃、トランプ支持者を装った極左グループが議事堂に乱入して暴動をあおり、審議を停止させる事態が起こってしまいました。暴動は、大統領指揮下にある軍隊によって鎮圧されましたが、その後、夜遅くなって再開した会議では十分な審議に至らず、選挙結果があっさりと承認されてしまいました。
その後、バイデン陣営は、トランプ大統領自身が暴動をあおったと事実を歪曲し、大統領弾劾訴追の構えを見せ、主要メディアは、これまで以上にトランプ大統領を強く非難する偏向報道を繰り返しています。さらにビックテックが、トランプ大統領や側近たちの情報発信を停止させる言論統制にまで至っています。
「暗闇」の世界をはっきりと知る機会
このように、トランプ大統領の再選を願うトランプ陣営にとって、最悪の事態になったわけですが、今回の大統領選挙の経緯を通し、多くの米国民が、選挙の不正が広範囲かつ組織的に行われたことを知り、選挙結果を捻じ曲げようとする「暗闇」の恐ろしさに触れる機会になりました。
この「暗闇」は、この世の巨大な「富」によってつながるディープステートや中国共産党であり、その支配は、既に米国の立法、行政、司法に加え、大手メディアや情報機関に及び、米国社会だけでなく全世界を影で支配し続けてきました。
一方で、米国社会を覆うこの「暗闇」に対し、米国民の側に立ち、憲法を遵守し、あくまで平和的に粘り強く解決を図ろうとするトランプ大統領の姿を、多くの米国民が目の当たりにしてきました。当然のことですが、選挙後もトランプ大統領の支持者は米国だけでなく、世界中で増え続けています。
信仰によって「富」の誘惑に勝利する
この「暗闇」は、悪魔がささやく「富」の誘惑に屈した人々によって巨大な力を蓄えてきた存在です。多くの人々が既に悪魔の束縛の中にあります。
悪魔がささやく「富」への誘惑の声が聖書の中(以下)に示されています。
悪魔はまた、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての王国とその栄華を見せてこう言った。「もしひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたにあげよう。」(マタイの福音書4章8、9節)
大きな「富」を得ることで人生はより豊かになると、悪魔の誘惑は常に忍び寄ってきます。既に多くの人々がこの誘惑に騙され、滅びの道を選んでいます。しかし、この巧みな悪魔のことばをイエスは退けました(以下)。
そこでイエスは言われた。「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。」 (マタイの福音書4章10節)
巧妙な「富」の誘惑に対し、私たちは信仰によってのみ、正しい選択が可能になります。そして、悪魔の誘惑を退けたイエスに従うダイナミックな人生は、「富」が与える偽りの豊かさではなく、愛と希望に満ちた永遠の豊かさに満ちています。
やがて審判の時が訪れる
来る1月20日の大統領就任式には、バイデン大統領が就任するのかもしれません。しかし、自らの「富」を獲得するために、米国民をはじめ多くの正義を求める人々を見捨てた指導者たちには、いずれ大きな審判が下ることになるでしょう。
「富」の誘惑を退け、信仰と愛と希望を求め続ける人々に、天地を造られた神様からの祝福が豊かに備えられますように・・・。そして、神様の正しい裁きが一刻も早く下されることを心より願ってやみません。
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