世界教会協議会(WCC)は、新型コロナウイルスの世界的な拡大を受け、3月18~24日に開催予定だった中央委員会を8月18~25日に延期することを決定した。また、執行委員会も6月15~22日と、中央委直前の8月17、18日に延期する。
各委員会の開催延期は、制度上・経済上の負担が生じるが、中央委のアグネス・アブオム議長は、出席者の健康や総合的なリスクを考慮して慎重に決定したとしている。
オラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事が3月末で退任することについては、イオアン・サウカ副総幹事を4月1日から6月の執行委開催までの期間、総幹事代行に任命することで対応する。サウカ副総幹事はルーマニア正教会の司祭で、WCCには1994年から関わり、98年からはスイス・ボセーにあるWCCのエキュメニカル研究所の教授(宣教学・エキュメニカル神学)、2001年からは所長を務め、14年からWCCの副総幹事を務めている。