ゴスペルシンガー・本田路津子(るつこ)さんのデビュー50周年を記念するコンサートが、4月17日に東京の「なかのZERO」で開催される。NHKの紅白歌合戦に出場した際に歌った「ひとりの手」「耳を澄ましてごらん」をはじめとするフォークソングメドレーのほか、賛美歌やゴスペル曲を交えて全14曲を歌う。
本田さんは1970年、ハルミラフォークコンテスト(ニッポン放送・テレビ東京主催)で優勝し、「秋でもないのに」でプロ歌手デビュー。翌年71年、反戦や人種差別撤廃を訴えたヒット曲「ひとりの手」で紅白初出場。72年には、NHKの朝の連続テレビ小説「藍よりも青く」で主題歌「耳をすましてごらん」を歌い、同曲で2度目の紅白出場を果たした。
5年間の歌手生活の後、結婚し渡米。米国での12年にわたる生活を終え、88年帰国。その後はゴスペルシンガーとして、教会や学校、病院、福祉施設などでコンサート活動を続けている。昨年にはデビュー50周年を記念して、15年ぶり10枚目となるアルバム「聖なる主 Boundless Grace」をリリースした。
コンサートの主催は、いのちのことば社(ライフ・クリエイション)。今年創立70周年を迎える同社の特別企画。
なかのZERO(東京都中野区中野2ー9ー7)大ホールで、4月17日(金)午後5時開場、同6時開演。全席自由。料金は税込みで、一般3800円、シニア(60歳以上)3500円。チケットは、なかのZEROのチケットセンター(電話:03・3382・9990)またはオンラインチケット、イープラスで。