プール学院中学校・高校(大阪市)で14日、卒業生らの長寿を祝う「賀寿祝福礼拝」(同学院同窓会主催)が行われる。卒業生の交流を目的に2014年から始まった取り組みで、今年で6回目。キリスト教学校で賀寿を祝う礼拝が行われるのは、全国でも珍しいという。今年は最高齢で100歳の卒業生も参加が予定されている。
対象となるのは、プール学院中学校・高校、短期大学の卒業生で、今年、還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)を迎える人と、傘寿(80歳)以上の人、また現・旧教職員。昨年は130人以上が参加した。
プール学院は、英国国教会(聖公会)の女性宣教師メアリー・J・オクスラドが1879(明治12)年、大阪の川口外国人居留地で始めた「永生女学校」を前身とする。賀寿祝福礼拝は、今年で創立140周年となる同学院ならではの行事で、卒業生にとっては、母校で旧友や恩師と再会できる貴重な機会になっているという。