米福音派のメガチャーチ、サドルバック教会(カリフォルニア州)のリック・ウォレン主任牧師(64)が今月初め、病院に搬送され、緊急手術を受けた。一時は深刻な状況だったが、現在は回復に向かっているという。
ウォレン氏が病院に搬送されたのは今月7日夜のこと。腸に穴が開く消化管穿孔(せんこう)と診断され、翌8日朝に緊急手術を受けた。米CBN(英語)によると、ウォレン氏は11日、教会員らに事の経緯や自身の病状を電子メールで次のように報告した。
「水曜日(7日)の夜7時ごろ、一人で自宅にいたとき、突然ひどい痛みが腹部を襲い、倒れ込みました。(妻の)ケイはその時、北アイルランド行きの10時間のフライトに乗り、ロサンゼルス空港を出発したばかりでした。彼女は、そこで開催されるカンファレンスでスピーチすることになっていたのです。
幸いにも、痛みが出たちょうどその時に、息子のジョシュが電話をかけてくれたので、私の所まで駆け付け、急いで緊急治療施設まで車を走らせてくれました。医者は私に抗生物質と鎮痛剤の注射を打ち、翌朝CT検査を受けるよう勧めてくれました。ジョシュと私が帰宅しようとしたとき、私の体がけいれんし始め、制御不能になりました。医師は直ちに総合病院の緊急救命室に行くよう指示しました。
病院の緊急救命室でCTスキャンを受けたところ、腸に穿孔(裂け目)が見つかり、腹部が感染していることが判明しました。そのため緊急手術となり、現在は回復に向かっています」
ウォレン氏は教会員らの祈りと愛に感謝した上で、クリスマス後に2度目の手術を受けると伝えている。
一方、北アイルランドのコーズウェイ・コースト・ビンヤード(CCV)教会のフェイスブック(英語)によると、妻のケイさんは同教会主催の「イルミネート・ウーマンズ・カンファランス」で講演する予定だった。しかし、ウォレン氏についての知らせを受け、直ちに米国に引き返したという。
10日には、CCV教会のフェイスブックに次のようなコメントを投稿した。
「親愛なる友人の皆さん、こんにちは。夫に関する最新情報です。今日はかなり体調が良くなりました。手術が思う以上にうまくいったようで、数日後には退院できる見込みです。一昨日はとても深刻な状態でしたが今は元気にしており、回復に向かっております。皆さんのお祈りを感謝しています。イルミネート・ウーマンズ・カンファランス2018に参加できず、大変残念です。主権者であられる主がすべてを御手に治めておられると信じています。出席された女性の皆さんの人生に永遠に残る変化が起こり、お一人お一人がイエス様と過ごした忘れがたい思い出の時となるようお祈りしています。いつか愛する皆さんにお会いできることを願いつつ」