学校法人青山学院(堀田宣彌=ほった・のぶみつ=理事長)と学校法人浦和ルーテル学院(東海林=しょうじ=敏雄理事長)は7月18日、浦和ルーテル学院の設置校である浦和ルーテル学院小学校、中学校、高校(いずれも福島宏政校長)が、青山学院の設置校である青山学院大学(三木義一学長)の「系属校」となる協定を締結した。いずれもキリスト教信仰に基づく学校で、互いの建学の精神を尊重しつつ、双方のさらなる発展を目指す。
浦和ルーテル学院の各校は系属校になったことで、在籍生徒が青山学院大への入学を希望する場合、募集定員の上限を超えない募集枠内で進学基準を満たす者に限り、「系属校推薦入学」として進学できるようになる。同推薦入学は2031年4月1日から始まり、19年度に浦和ルーテル学院小学校に入学し、30年度に同高校を卒業する者から対象となる。浦和ルーテル学院は、希望者の全入を目指すとしている。
なお、系属校推薦入学が正式に開始する前も、経過措置として、20年度入試から30年度入試までは、一定の募集枠内で、進学基準を満たす者について同大に入学可能だという。
系属校となったことで、浦和ルーテル学院の各校は名称に「青山学院大学系属」が付される。一方、学校の経営は従来通り、浦和ルーテル学院の設置校として管理・運営され、所在地の変更などはない。
青山学院大は14年には、学校法人横浜英和学院の設置校である青山学院横浜英和中学・高校(当時・横浜英和女学院中学・高校、18年から共学化)と系属校協定を締結している。