米ケンタッキー州のメガチャーチ、ヒルビューハイツ教会(南部バプテスト連盟=SBC)で7月22日、同教会1万人目となる洗礼式が行われた。1991年にスティーブ・エアーズ牧師と約30人の信徒で始まって以来、多くの人々をキリストに導き続け、今では毎週日曜朝の礼拝に5千人以上が参加し、毎年平均500人近くに洗礼を授ける教会に成長した。
エアーズ牧師は感謝するとともに、SBCの公式報道機関「バプテスト・プレス」(英語)に次のように語った。
「この教会に大きな霊的覚醒が起こるのは、これからだと思います。これはその始まりですが、それでも素晴らしいことです。私はこの教会に初めて来たときよりも今の方がもっと興奮しています。人が救われるのを見るのは素晴らしいことです。それはいつになっても変わることがありません」
ある女性は、息子の洗礼式に参加するため、1994年に同教会を訪れた。そして、それがきっかけとなり96年には自身も受洗。1万人を達成したことについて「これは単に数の問題ではありません。人生が変えられた人の数なのです。神がこの教会をこれからも祝福してくださるよう祈っています」と語った。
また、別の男性は「このように素晴らしい教会で神の言葉を聞けることは、素晴らしい神の祝福です」と話す。「エイアーズ牧師は素晴らしい説教者です。会堂に入ると、この教会の素晴らしい愛を感じることができます。今日は1万人目の洗礼式に参加できてとても感謝しています」と続けた。
ヒルビューハイツ教会はその使命について、公式サイト(英語)で次のように表明している。
「われわれの使命は、十字架と復活を通して、イエスと、また信仰のコミュニティー(教会)と、人を自由にするイエスの真理に、人々をつなげることである。これらのつながりによって、人は癒やしを体験し、神の御国における選手(奉仕者)に成長するのである」
エアーズ牧師は「イエス中心の教会」を形成することが成長の鍵だと強調し、次のように述べている。
「ケンタッキー州ボーリンググリーンで1991年、私は30人の信徒と聖霊によってヒルビューハイツ教会を始めた。そして、信仰と希望と愛(その中で最も優れているのは愛)は、何千もの人々を、イエスを経験するよう導くことを学んだ。また、教会が成長するのは、イエスが中心になっているときであることに気付いた。(中略)私が経験したのは、イエスが100人足らずの教会から数千人の教会へと導いたことであり、信徒たちが人生を変えるイエスの力を毎週体験することだった。イエスを中心としたコミュニティーであることに焦点を当てた教会刷新が、私の最も基本とした原則である。私は、神がすべての人に場所を備えていると信じており、奉仕が果たす役割は人々をその場所に導くことだと信じている」