【CJC】イタリアの高級スポーツ車メーカー「アウトモビリ・ランボルギーニ」は15日、限定特別仕様車の「ウラカンRWD」を教皇フランシスコに贈呈した。
この車は、約610馬力のスポーツカー。ランボルギーニのカスタマイズ部門「アドペルソナム」が製作、バチカンの国旗に用いられている白色をベースに「ウラカン」のシルエットに沿って黄色が施されている。
バチカン(ローマ教皇庁)で開催された贈呈セレモニーには、教皇とランボルギーニ社のステファノ・ドメニカリCEOの他に、特別仕様車を製作した技術者2人などが参加した。
教皇はこの車両を専用車として使用する代わりに、2018年5月12日に行われる競売大手「サザビーズ」のオークションに出品する。その収益は教皇から慈善事業団体などに寄付され、人身売買の被害者やイラクで迫害を受けたキリスト者の住宅や教会の再建などに充てられる。
教皇は光沢のあるボンネットにサインを走り書きした。「ウラカン」の通常価格約20万ユーロ(約2660万円)を上回る値での落札が予想されている。