東京神学大(東京都三鷹市、山内眞学長)が主催する日本伝道協議会の第一回地方大会が11月16日から17日まで、日本基督教団名古屋教会で開催される。今回の主題は、「牧師(伝道者)をどう立てるか−教会をしっかり建てるために」。以前から同協議会を各地方でも行って欲しいとの要望があり、今回初めて実現することになる。
芳賀力同大教授は同大会案内で、「今日牧師のあり方が問われています。また教師招聘制度に対する理解も必ずしも十分ではありません」と、現在の教制に改善すべき点があることを指摘し、「牧師(伝道者)が存在することの意味を、根本的なところから、日常的なところにいたるまで受け止め、捉え直す中で、伝道と教会形成に対する新しい励ましを与えられるような協議をしたい」と開催に向けて意気込みを語る。
1日目は、山内学長の挨拶のあと、山口隆康教授が公開講演会で講演。2日目は、午前に早乙女哲自氏(名古屋教会牧師)、大住雄一氏(同大学教授)、芳賀力氏の3人が発題し、午後には全体協議会が行われる。
1990年から始まった同協議会は06年まで東京で17回にわたって開催されており、過去には「からだは一つ、洗礼は一つ」「合同教会としての日本基督教団−その法的基盤と教派的伝統」「伝道−合同教会としての教団形成」などの多数の講演が行われてきた。