あなたには、神を信じていない友人がいるだろうか? その友人に自分の信仰をどうしても分かってほしい、そしてゆくゆくは救われてほしい、そんな願いをあなたはお持ちだろうか?
言うまでもないが、無神論者の思いを変えることは一筋縄にいくものではない。しかし有名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏によれば、その高貴な願いをかなえる秘訣があるという。しかもその秘訣は、たった2つのステップを踏むだけだ。
グラハム氏は9月に公開された質疑応答のコラムで、次のような質問を受けた。「親友と私は、一緒に居ることをお互いに楽しんでいます。でも私はクリスチャンで、彼は無神論者です。私は彼を説得しようと試みましたが、親友は笑ってばかりで、私が成長して神を忘れるべきだと言うのです。どうすれば彼を説得することができるのでしょうか」
これに答えてグラハム氏は、無神論者の心と思いを軟らかくするのは、人の力でできることではないと述べた。「神はどんなかたくなな心をもつかむことができます」とグラハム氏は語り、無神論者を回心させようとする人は、神の助けを借りる必要があると述べた。
それを認識した上で、無神論者が神の愛の臨在に触れるよう祈ることが重要で、それが1番目のステップだとグラハム氏は言う。
「あなたが友人のためにすべき最も重要なことは、友人が、自分には罪やおごりがあり、キリストが必要であることに気付くよう、彼のために祈ることです」
またグラハム氏は、他人のために祈ることに加え、2番目のステップとして、自分が人前で神の愛の生き証人になれるよう、自分自身のためにも祈るべきだと勧めた。神の愛に生きることが、未信者らにとって人生の手本になるからだという。
「あなたの人生が友人にとって証しとなるように祈りなさい。キリストにある平安と喜びの証しです。人は、私たちが言うことに反論するかもしれません。しかし、キリストによって変革された現実に言い逆らうことはできないからです」と、グラハム氏は締めくくった。