上智大学グリーフケア研究所と龍谷大学人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターが主催し、9月27日から12月にかけて全8回のグリーフケア公開講座「悲しみを生き抜く力」を開講する。会場はJR京都駅前の龍谷大学響都ホール。
病気、別離、死別、いじめ、離婚、失業など、人生の中で経験する悲しみやグリーフを見つめ直すことを通して、生きる意味を考えることを目的としている。講師は、上智大学グリーフケア研究所特任所長でカトリック援助修道会シスターの高木慶子氏や、「夜回り先生」の活動で知られる花園大学客員教授の水谷修氏、淀川キリスト教病院理事長の柏木哲夫氏ら。
講座スケジュールは次の通り。なお、開講時間はいずれも午後6時25分から同8時。
▽9月27日 高木慶子氏(上智大学グリーフケア研究所特任所長)「悲嘆力―悲嘆を乗り越える力―」
▽10月4日 水谷修氏(夜回り先生・花園大学客員教授)「心を病む子どもたち」
▽10月11日 大塚喜直氏(カトリック京都教区司教)「高山右近の苦悩と殉教への歩み」
▽10月25日 小山明子氏(女優・エッセイスト)「妻として・女優として~夫・大島渚と過ごした日々~」
▽11月15日 永田萠氏(イラストレーター・京都市こどもみらい館館長)「夢見る心に宿るもの」
▽11月22日 徳永進氏(医師・ノンフィクション作家)「臨床で考える悲嘆」
▽12月6日 大谷光真氏(浄土真宗本願寺派第24代門主[前門主])「佛教に聞く 悲しみと喜び」
▽12月13日 柏木哲夫氏(淀川キリスト教病院理事長・大阪大学名誉教授)「悲しみに寄り添う」
受講料は事前申し込み(全8回)1万5千円、当日申し込み2300円(1回分)。定員は300人。事前申し込み期間は9月20日(火)まで。詳しくは、上智大学大阪サテライト・キャンパスのホームページ。