大阪府羽曳野(はびきの)市の住宅で15日未明、住人の若本佳秀さん(49)が、首にナイフが刺さった状態で死亡しているのが見つかる事件があった。若本さんの母親(72)が警察に自首してきたため、発覚したもので、警察は容疑が固まり次第、母親を殺人容疑で逮捕する方針。読売テレビなどが伝えた。
読売テレビなどによると、15日午前3時50分ごろ、若本さんの母親が「息子を殺した」と大阪府警羽曳野署に自首してきた。羽曳野市高鷲にある若本さんの自宅に警察が駆け付けると、1階の寝室のベッドに仰向けになって倒れている若本さんを見つけた。若本さんは、首にナイフが刺さった状態で、死後数時間が経過していたという。
若本さんは、母親と姉、また姉の娘の4人暮らしだった。MBSによると、母親は若本さんの姉と共に警察に出頭。産経新聞によると、出頭した際、姉は「母が『弟をやった』と言っている」などと説明したという。また、同紙は、若本さんには精神疾患があったと伝えている。