東京都立川市のマンションで、住人のパート従業員・浅井真弓子さん(26)が窒息死しているのが見つかった事件で、警視庁立川署は9日、浅井さんと不倫関係にあった会社員・大井裕紀容疑者(26)=同昭島市宮沢町=を殺人容疑で逮捕した。共同通信などが伝えた。
同通信や毎日新聞によると、大井容疑者は7日午後0時15分から午後6時半までの間に、立川市西砂町にある浅井さんの自宅マンションで、電気コードを使って浅井さんの首を絞め、殺害した疑いが持たれている。
読売新聞によると、浅井さんは大井容疑者の妻の友人だったが、大井容疑者とは不倫関係にあった。FNNによると、浅井さんが無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って、大井容疑者の妻に連絡していた中で、不倫が発覚したという。
犯行当日の7日、大井容疑者は妻と共に話し合いを持つため浅井さん宅を訪問。同通信によると、妻が先に部屋を出た後、大井容疑者が浅井さんを殺害したとみられている。
産経新聞によると、大井容疑者は同日午後5時ごろ、妻と昭島署を訪れ、浅井さんと連絡が取れないと相談。しかし、大井容疑者が事件に関与した疑いが浮上し、立川署が9日朝から事情を聞いていたという。
大井容疑者は、「不倫を妻にばらされた。電気コードで首を絞めた」(同通信)、「浅井さんが、自分との関係を妻に明かしたので、約束が違うと思った。首を絞めたが、殺すつもりはなかった」(毎日新聞)などと話している。
大井容疑者の知人はFNNに対し、「いやショック、すごく。子どもさんがかわいそう。奥さんに対しては、絶対自分に服従だったみたいな感じ。車を改造していてもね、雨降っていても、傘さしてあげて、手伝ったりね」と話している。
産経新聞によると、浅井さんは発見時、服装に乱れはなく、遺体には抵抗したような痕もなかったという。