ヤマダ電機・テックランド堺本店(堺市東区)に脅迫メールを送り付けたとして、同店の携帯ショップで働いていた元販売員・藤田勇次容疑者(28)=堺市東区草尾=が9日、威力業務妨害容疑で逮捕された。藤田容疑者は脅迫メールを計11回送っており、「店長が嫌いで困らせてやろうと思った」などと話し、容疑を認めている。朝日新聞などが伝えた。
同紙によると、藤田容疑者は3月27日午後0時35分ごろ、カタカナで「ハッカソウチガサドウシマス。オオキナカジニナルデショウ」と書いたメールを送り、ヤマダ電機・テックランド堺本店の業務を妨害した疑いが持たれている。
読売新聞によると、ヤマダ電機・テックランド堺本店には2月25日〜3月13日にも、同様の脅迫メールが10回送られてきており、藤田容疑者はこれらについても送ったと認めているという。
計11計の脅迫メールは、ヤマダ電機・テックランド堺本店で盗まれた展示用スマートフォンから送信されており、防犯カメラの映像から藤田容疑者が浮上。車の中から盗難されたスマートフォンが見つかり、藤田容疑者は窃盗容疑で逮捕・起訴されていた。
産経新聞によると、スマートフォンは昨年3月に盗まれたもので、計11件の脅迫メールが送られた日はいずれも藤田容疑者が出勤していたという。メールは、ヤマダ電機のホームページの問い合わせフォームを通して送られていた。