米カリフォルニア州ロサンゼルスの教育委員会幹部らに、爆弾を学校に仕掛けたなどとする脅迫メールが送られ、1000校以上の公立学校が休校となった。64万人以上の生徒が自宅待機したが、ロイター通信によると、米連邦当局は、脅迫メールがうそのもので、いたずらであった可能性が高いとする見方を示しているという。
時事通信によると、ロサンゼルスの学区は全米でニューヨークに次ぐ2番目に大きな学区で、全校が閉鎖されるのは異例。一方、ニューヨークの教育当局にも似たようなメールが届いたというが、信憑性が低いとして休校措置は取らなかった。
ロイター通信によると、ロサンゼルス学区のラモス・コルティネス教育長は、過去の事件を踏まえリスクを取ることはできなかったと強調したが、過剰反応だったとする批判の声も上がっているという。
カリフォルニア州では今月2日、ロサンゼルスから約100キロ離れたサンバーナディーノで14人が死亡する銃乱射事件が発生したばかりだった。