羽田空港で6日夕、乗客の20代女が職員以外の立ち入りが制限されている区域に立ち入る騒ぎがあった。この影響で、既に検査を終えた手荷物の再検査が必要となり、計21便に最大約50分の遅れが出た。NHKなどが伝えた。
NHKや産経新聞によると、羽田空港の国内線の出発ロビーで6日午後5時45分ごろ、20代の女がANAのカウンター内に侵入し、手荷物を運ぶベルトコンベアーに乗って制限区域内に立ち入ったという。
ANAの担当者が女を追い掛け、取り押さえた。女は刃物など不審なものは所持していなかったという。しかし、既に検査を終えた手荷物の再検査などに約2時間かかり、ANAなどの計21便に遅れが出た。
遅れが出た便の数については、NHKはANAなどで計21便と伝えているが、同紙やTBSはANAの17便と伝えている。
羽田空港は今月下旬に開催される伊勢志摩サミットを前に警備態勢を強化している最中で、ANAなどは、警備に問題がなかったかなどを調べている。