高知県須崎市の堤防で25日、小学5年の女児(10)が円柱型の物体を見つけ触っていたところ、突然爆発し、鼻の骨を折るなどの重傷を負った。女児が触っていたのは、船舶に装備されている救難用の信号弾とみられており、警察が詳しく調べている。NHKなどが伝えた。
NHKなどによると、須崎市浦ノ内立目摺木(たちめするぎ)の堤防で25日午後2時45分ごろ、父親と兄と共に釣りに来ていた女児が堤防に置かれていた信号弾とみられる物体を触ったところ、突然爆発したという。女児は当時、堤防の上で遊んでいたという。毎日新聞によると、父親が女児を病院に運び、翌26日に警察に届け出て発覚。女児の命に別条はないという。
同紙によると、円柱型の物体は爆発したため、破片しか残っていないが、長さ約18センチ、直径約2・5センチの信号弾に似ているという。産経新聞によると、かなり古く、外側に文字などは書かれていなかったという。
使用期限が切れ捨てられたとみられる信号弾が海岸に漂着することはこれまでもあり、2006年には石川県の海水浴場で拾った信号弾が爆発し、男性がけがをする事故が起きている。