石川県加賀市の北陸自動車道下り線で20日午前10時10分ごろ、新潟県警の中型バスが横転する事故があった。バスには警察官6人が乗っており、2人が軽傷を負った。6人は熊本地震の支援のために派遣され、事故はその帰途に発生したという。NHKなどが伝えた。
NHKによると、バスには新潟県警本部の広域緊急援助隊の6人が乗車。加賀市大聖寺三ツ町の北陸自動車道下り線を、新潟県警の車両4台が一列になって走行していたところ、先頭のバスが横転したという。
横転したバスは、男性巡査(23)が運転しており、警察が詳しい事情を聴いている。時事通信によると、現場は片側2車線の緩やかな右カーブで、ガードレールにはぶつかったような痕が残っていた。ハンドル操作を誤ったとみられているという。
朝日新聞によると、この事故で、車内にあった熱湯入りポットのお湯が腹部にかかり、男性警部補(34)がやけどを負ったほか、男性巡査長(24)がくびを捻挫するけがを負った。
産経新聞によると、新潟県警の援助隊は16日に新潟県を出発し、熊本県南阿蘇村などで行方不明者の捜索や倒壊家屋からの救出活動を行った。事故を起こした車両も含め4台は19日夕に熊本県を出発し、新潟へ向かっていたという。