和歌山市西で12日午前、会社員・向井英治容疑者(67)=和歌山市太田=が、長女の無職・千賀さん(39)の首を絞めて殺害する事件があった。和歌山県警和歌山東署は、英治容疑者を殺人容疑で緊急逮捕。英治容疑者は容疑を認めているという。毎日新聞などが伝えた。
同紙によると、英治容疑者が12日午前2時ごろ、和歌山市太田の自宅を訪れていた千賀さんを車で約4キロ離れたアパートまで送り届けたが、帰宅しなかったため、妻が約2時間後に交番に相談。警察官が午前5時40分ごろ、同市西にある千賀さんのアパートを訪れたところ、千賀さんが死亡しているのを発見した。
産経新聞によると、駆け付けた警察官は、自宅アパートの玄関先で千賀さんの遺体を発見。毎日新聞によると、英治容疑者は室内におり、「娘の首を絞めた」と話して容疑を認めたため、緊急逮捕したという。
両紙によると、英治容疑者は12日午前2時半ごろ、千賀さんのアパート前に止めた乗用車の中で、千賀さんの首を直径約5ミリ、長さ約165センチの白いロープで絞めて殺害した疑いが持たれている。
朝日新聞によると、英治容疑者は「日頃から娘の暴力がひどかった」などと話しているという。また、毎日新聞は近隣住民の話として、英治容疑者の自宅からは数日前から夜に言い争う声が聞こえたと伝えている。