ハイジャックされ、キプロスのラルナカ空港に緊急着陸したエジプト航空MS181便(エアバスA320−20型、アレクサンドリア発カイロ行き)の犯人について、アレクサンドリアのボルグ・エル・アラブ空港の責任者は、米アトランタ州の大学で学ぶ医学生だと語った。英デイリー・テレグラフ紙が伝えた。
同紙によると、地元メディアは、ハイジャック犯の元妻がハイジャック犯に会うためラルナカ空港に入ったと伝えている。これまでの報道によると、ハイジャック犯は武装した男1人が確認されており、政治亡命を要求し、通訳者を求めていると伝えられている。また、ギリシャ系キプロス人の少女に手紙を送付することも要求していると伝えられている。
エジプトの国営テレビは、ハイジャック犯はイブラヒム・サマハ氏だと伝えている。また、ハイジャック犯は20代後半で、リビア国籍だとも伝えられている。
ラルナカ空港は現在、ハイジャック機のため、閉鎖される措置が取られている。
続報:その後、ハイジャック犯だと伝えられたイブラヒム・サマハ氏は英BBCの取材に応じ、犯人であることを否定。サマハ氏はエジプト人の大学教授で、乗客の1人だと伝えられている。
エジプト外務省はその後、ハイジャック犯はセイフ・エルディン・ムスタファ容疑者だとし、容疑者が拘束されたと発表した。