NHKによると、ベルギーの首都ブリュッセルで発生した連続テロ事件に巻き込まれ、重傷を負って手当てを受けている30代の日本人男性が、生命保険協会(東京都千代田区)の職員・瀧田祐さんと判明した。
NHKが生命保険協会の話として伝えたところによると、瀧田祐さんは、ブリュッセルにある国際保険協会連盟に昨年4月から出向しており、通勤途中に地下鉄で起こった爆弾テロに巻き込まれたという。
このテロでは日本人男性2人が重軽傷を負っており、共同通信によると、同じく通勤中にテロに遭った現地の旅行代理店社員・日野実さん(53)が軽傷を負った。
NHKによると、菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、瀧田さんについては「意識はないが容体は安定していると報告を受けている」とし、日野さんについては「足に軽傷を負ったが、現在快方に向かっていると報告を受けている」と語った。