トルコで22日夜、テロ組織「イスラム国」(IS)に加わるため、国境を越えてシリアへ渡ろうとしていたとして拘束された日本人男性が、早ければ24日夜にも関西国際空港着の航空機で帰国する見通しだという。共同通信などが伝えた。
同通信によると、男性は当初、現地メディアの報道では24歳と伝えられていたが、年齢は23歳で、和歌山県出身。在トルコ日本大使館が男性の拘束を確認したことを、岸田文雄外相が24日朝、明らかにしたという。
トルコの地元紙によると、トルコ当局は22日夜、シリアとの国境に近い都市ガジアンテップのニジップ地区で男性を拘束。氏名は公表せず、イニシャルの「MM」だけを公表していた。現地の警察が、男性の携帯電話の連絡先にISの関係者のものとみられる連絡先があったことを確認しているという。