ザンジバル島は、タンザニアに属するアフリカ東岸のインド洋に浮かぶ島だ。白い砂浜とエメラルドグリーンの美しい海、ストーン・タウン(世界遺産)の歴史的な街並みなどがあり、主に観光業が島の経済を支えている。歴史的には、奴隷貿易や香辛料貿易の拠点として栄え、アフリカ、アラブ、欧州などの文化が混ざり合っている。
島の人々は、イスラムの民間信仰とオカルトに深く絡み合い、宗教と伝統を通じて西洋世界の影響から距離を置こうとしている。マンスールと彼の妻は、オカルトに取りつかれていたが、イサ・アル・マシフ(救い主イエス)によって悪霊と悪魔の束縛から解放された。彼らは、イエスの生涯に関する映画を見始め、インジル(新約聖書)を読み始めた。主イエスは彼らに光と自由を与え、新しい命へと導いてくださったのだ。
島の南端に住むマンスールの義父は、娘がイエスによって解放されたという知らせを耳にした。義父はこれまで、多くの魔術師や祈祷師がマンスール夫婦を解放できなかったことを知っていたので、これは奇跡であると結論付けないわけにはいかなかった。するとそこに、イエスを信じる人々のグループが形成され、集まり、インジルに記されたイエスの生涯と教えについてさらに学んでいるのだ。これを通して多くの人々の人生が変わり、洗礼を受ける準備が整った人もいるのである。
ザンジバル島の人々がオカルトから解放され、多くの人々が救われるように祈っていただきたい。
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