関東学院大学(横浜市)はこのほど、人工芝の製造、施工などを行う株式会社アストロ(東京都中央区、三菱ケミカルホールディングスグループ)が、同大の体育会クラブに所属する学生への奨学金支援を決定したことを受け、同社が人工芝を敷設した横浜・金沢八景キャンパスのグラウンドを「関東学院アストロフィールド」と命名することを発表した。同大によると、大学の体育施設に企業名が付けられるのは、全国でも初めてという。
同社がこの冬、同大グラウンドの人工芝の貼り替え作業を行ったことをきっかけに、今回の寄付とグラウンドに掲示する横断幕の制作が決定した。寄付金は、体育会クラブに所属する学生への奨学金として利用される。
今回、新しい名前が決まったグラウンドは、8840平方メートルの広さを持ち、同大と関東学院六浦中学校・高等学校の授業や課外活動で利用する。同大では、これまでも雪印メグミルク株式会社と連携して毎年セミナーを開催したり、海産物加工品業の株式会社西久と産学連携を行うなど、さまざまな企業や地域と連携している。
命名式は18日、関東学院の増田日出雄理事長、株式会社アストロの安田一彦取締役社長が出席し、同大の横浜・金沢八景キャンパスで行われる。