津田塾大学(東京都小平市)は10日、國枝マリ学長の退任に伴い、次期学長に同大学芸学部英文科教授の高橋裕子氏が4月1日付で就任すると発表した。任期は4年。
同大の学長選考委員会が同日、高橋氏を次期学長候補者として決定し、理事会に推薦した。理事会は高橋氏について「教職員の信頼も受けており、学長としてのリーダーシップを発揮して、津田塾大学が直面する多くの課題に適切に対処し、将来の発展を主導する見識と十分な能力および実行力を備えている」と判断し、同日の評議員会の諮問を経た後、正式に決定した。
高橋氏は、1980年に同大学芸学部英文学科を卒業後、83年に米国カンザス大学大学院修士課程歴史学研究科(学術修士)、84年に筑波大学大学院修士課程地域研究研究科(国際学修士)、89年にはカンザス大学大学院博士課程教育学研究科(学術博士)を修了。桜美林大学助教授、津田塾大学助教授を経て、2004年から現職。専攻分野はアメリカ社会史(家族・女性・教育)、ジェンダー論。
アメリカ史研究会運営委員会代表、調布市男女共同参画推進プラン検討委員会会長などを歴任。一般社団法人津田塾大学同窓会副会長。一般財団法人竹村和子フェミニズム基金理事。International Federation for Research in Women’s History理事。