イベント企画会社「カレラ」(東京都渋谷区)と同社の大野誠治社長(46)が、法人税約3200万円を脱税したとして、法人税法違反容疑で逮捕された。複数の国内メディアが9日、伝えた。
TBSや産経新聞によると、カレラは大手ハンバーガーチェーンのイベント事業などを受注しており、タレントを使うなどして商品プロモーションのためのイベントを企画していたという。しかし、プロモーション協力費などの名目で実際には支払っていない費用を計上したり、広告代理店などに虚偽の領収書を作成させて架空の外注費を計上したりするなどして、14年4月期までの3年間で約1億2000万円の所得を隠し、法人税約3200万円を脱税していたという。
隠していた金は、大野容疑者名義の株式投資などに回されていたとみられており、カレラと大野容疑者はこれまでのところ、どのメディアの取材にも応じていない。また、カレラのホームページは9日現在、アクセスすることができなくなっている。