【CJC=東京】ロシアのスプートニク通信は、モスクワおよび全ルーシ(ロシア)総主教キリルと教皇フランシスコが12日、キューバのハバナで会談する際に調印予定の共同宣言文で合意した、と報じた。
「昨晩遅くまでに宣言文で合意が得られた。最後の修正が行われた。総主教と教皇の会談に合意された形で文書が持ち込まれると考えなければならない」。モスクワ総主教府で広報を務めるイラリオン府主教がキューバへ向かう前にヴヌコヴォ空港で述べた。
会談の最中に文言が修正されることもあり得るとして文書の内容は明かされなかった。
中心テーマはキリスト教徒に対する迫害。中東やアフリカの情勢を背景に、両教会は、不一致を脇に置き、キリスト教徒をジェノサイドから救うために力を合わせることを決めた。