香川県の高松自動車道の上下両線で9日午後9時半ごろ〜11時50分ごろ、逆走する車があり、別の車に接触したり、逆走車のために停車した車が大型トラックに追突されるなどの事故が発生した。逆走車を運転していたのは、香川県さぬき市の男性(81)で、Uターンして逆走した可能性があるという。産経新聞が伝えた。
同紙によると、まず午後9時半ごろ、香川県さぬき市の高松道上り線で、逆走車に気付き徳島県の女性(44)が車を車線の端に停車した。しかしその後、女性の車は大型トラックに追突され、女性は両足打撲のけがを負った。
次に、午後10時15分ごろ、香川県丸亀市の高松道下り線で、逆走車が愛媛県の男性(36)が運転する車に接触し、そのまま走り去った。男性にけがはなかったという。
そして、午後11時50分ごろ、香川県観音寺市の高松道下り線で、香川県警高速隊が逆走車を発見し、停車させた。
さぬき市の現場では上下線の間にはポールがあり、丸亀市の現場では中央分離帯があるため、逆走車の男性は、さぬき市周辺で、上り線からポールを乗り越える形で下り線にわたり、さらにUターンして逆走した可能性があるという。