養鶏業「関西ファーム」(兵庫県豊岡市出石町)の同市但東町にある鶏舎で7日午前3時45分ごろ、火事が発生した。神戸新聞などが伝えた。
同紙や共同通信によると、火事があったのは関西ファームの木造平屋プレハブ造りの鶏舎2棟。通行人が発見した。約2時間後に鎮火したが、2棟約990平方メートルがほぼ全焼し、飼育されていたひよこ約1万8600羽が死んだという。
出火時、鶏舎は無人で、けが人などはなかった。一方、鶏舎にはガスによる暖房設備があり、電灯がついていた。警察が出火原因などを調べている。
関西ファームは、ひよこの育成・販売や鶏の輸入販売、養鶏事業のコンサルタントなどを行う「ヤマモト」(京都府亀岡市)の関連会社。ヤマモトのホームページによると、関西ファームは1998年設立で、一般ブロイラー(肉鶏)や高品質差別化鶏の生産・販売などを行っている。