長野県山ノ内町の志賀高原にある「ホテルジャパン志賀」で27日午後10時25分ごろ、火事が起きた。修学旅行中の高校生186人が宿泊していたが、全員近くのホテルなどへ避難して無事だという。28日午後1時現在も消火活動が続けられている。読売新聞などが伝えた。
同紙やホテルジャパン志賀のホームページなどによると、ホテルジャパン志賀は、鉄筋コンクリート8階建ての「らいちょう館」と、鉄筋コンクリート5階建ての「かもしか館」の2棟があり、かもしか館の天井裏付近から出火したという。
同紙によると、かもしか館の5階では従業員が寝泊まりしていたが、火の気がなかったことから、電気系統のショートが出火原因の可能性もあるという。従業員17人にもけがはなかったという。
同紙によると、ホテルジャパン志賀に宿泊していたのは、愛知県の高校生。信濃毎日新聞によると、ホテルジャパン志賀の向かいにある「ホテル一乃瀬」など、近くの宿泊施設に避難した。
信濃毎日新聞がホテル一乃瀬の従業員の話として伝えたところによると、高校生らは火事があったのとは別の棟である「らいちょう館」にいたため、落ち着いた様子で避難してきたという。
読売新聞によると、消防車14台が出動し、出火から半日以上たった28午後1時現在も消火活動が続けられている。