カナダ中部サスカチワン州の北部に位置する町ラロシュの学校で22日午後1時ごろ、何者かが銃を乱射する事件が発生した。5人が死亡、2人が意識不明の重体。NHKなどが伝えた。
NHKによると、事件が起きたラロシュは、人口約3000人の町でカナダの先住民族が多く住んいるという。サスカチワン州最大の都市サスカトゥーンの北約600キロに位置する。
銃の乱射があった学校は、幼児から高校生まで約900人が通っており、時事通信によると、銃撃があったのは高校生らが学ぶ校舎。
警察は、学校前にいた銃を持った容疑者とみられる男を拘束。犯行の動機はこれまでのところ不明。一方、AFP通信が複数の目撃証言として伝えたところによると、学校の生徒か元生徒のような「少年」が発砲したと伝えている。
スイスで開催中の世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」に出席しているカナダのジャスティン・トルドー首相は、現地からテレビ中継で急きょ記者会見を開き、事件に悲しみを覚えるなどと語った。