米映画芸術科学アカデミーは14日、2016年の第88回アカデミー賞ノミネートを発表した。日本の作品では、長編アニメーション部門(Best Animated Feature Film)でスタジオジブリ作品『思い出のマーニー(When Marnie Was There)』(米林宏昌監督=42)がノミネートした。
長編アニメーション部門では他に、『アノマリサ(Anomalisa)』(米国)、『父を探して(Boy & the World)』(ブラジル)、『インサイド・ヘッド(Inside Out)』(米国)、『ひつじのショーン(Shaun the Sheep Movie)』(英国)の4作品がノミネートした。
スタジオジブリの作品が同部門にノミネートされるのは、14年の『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、15年の『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)に続き3年連続5回目。小林監督は『思い出のマーニー』公開後、スタジオジブリから独立しており、アカデミー賞ノミネートは今回が初めて。
また、アカデミー賞で最も注目される作品賞(Best Picture)には、レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇えりし者(The Revenant)』やマット・デイモン主演『オデッセイ(The Martian)』など8作品がノミネートした。
アカデミー賞は2月28日(日本時間29日)、米ロサンゼルスで発表される。