おおさか維新の会の丸山穂高衆議院議員(31)が昨年末、東京都内の居酒屋で男性と口論になり、男性の手をかんだことが明らかになった。おおさか維新の会は、丸山議員へ対する処分や注意を検討する考えを示した。毎日新聞やFNNが伝えた。
FNNによると、丸山議員ら男女4人は昨年12月30日午後11時過ぎ、東京都大田区のJR蒲田駅前で建設作業員の男性ら5人と大声でもみあうけんか騒ぎを起こした。パトロール中の警官が発見し、警察署に同行。丸山議員は、居酒屋で酒を飲んだ後、口論になったと話していたという。
一方、口論相手の男性は、丸山議員から手をかまれたと話している。毎日新聞によると、丸山議員は、おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長への報告で、「相手から殴打され、首を絞められたので反射的に手をかんだ」と説明しているという。双方とも警察に被害届を出すことはしなかった。
同紙によると、馬場幹事長は「行動を慎むべき国会議員として遺憾」とコメント。丸山議員の処分や注意を検討する考えを示した。
丸山議員は大阪19区選出の衆議院議員(2期)。大阪府堺市生まれ。東京大学経済学部卒業後、2006年に経済産業省に入省。09年に退官、同年松下政経塾に入塾し、12年卒塾。同年、大阪19区から日本維新の会公認で初当選を果たし、14年に同区で再選。