鳩山由紀夫元首相(68)が乗った車を街宣車十数台で取り囲み、進行を妨害したとして、警視庁公安部は3日、右翼団体「草莽崛起(そうもうくっき)の会」の関係先数カ所を威力業務妨害容疑で捜索した。毎日新聞などが伝えた。
同紙によると、10月4日午後、鳩山元首相は明治大学で行われたシンポジウムに出席。その帰りに、鳩山元首相の車を追い掛けていた草莽崛起の会の街宣車が、東京都千代田区神田小川町の交差点で鳩山元首相の車を取り囲み、約10分間にわたって進行を妨げた疑いが持たれている。
読売新聞によると、鳩山元首相の車を取り囲んだ街宣車は全部で12台。今回の捜索で街宣車数台を差し押さえたという。
シンポジウムは「日中友愛外交の道を探る」というテーマで、共同通信によると、草莽崛起の会はシンポジウムの内容に抗議に来ていたという。