ノルウェーの児童福祉局が「急進的なキリスト教を刷り込んでいる」として5人の子どもを保護した事件で、世界中のクリスチャンがノルウェー大使館に対し、子どもたちの解放を求める平和的な抗議活動を計画している。
児童福祉局「Barnevernet」が、夫妻共にクリスチャンであるマリウス・ボドナリウさんとルース・ボドナリウさん夫妻の元から5人の子どもを保護して1カ月以上が過ぎたことを受け、抗議行動が計画されている。
ボドナリウさん一家の再会を求め、すでに4万4200人以上の署名がインターネットの署名サイトに集まっている。署名サイトによると、5人の子どもたちは「ノルウェー政府によって強引に連れ去られた」という。
「一家は子どもを神の知識により育てようとしている、ごく普通のクリスチャンファミリーです!」「文書で証明されたものはもちろんのこと、この家族にはいかなる虐待もありません!」と請願書には書かれている。
フェイスブック上では、ボドナリウさん一家の状況について注目を集め、ノルウェー政府に対し、子どもたちを両親の元に戻すよう要求することを目的としたページが開設された。
スペインやアイルランドなど、他国のフェイスブックユーザーもボドナリウさん一家への支援を表明している。支援者の中には、子どもたちを解放するようノルウェー政府に圧力をかけるために、平和的な抗議活動を計画する者もいる。
米国、英国、ベルギー、オランダなど他の主要国のクリスチャンも、この平和的抗議活動に参加することを計画しているという。
そのフェイスブックへの投稿には、「神が私たちの努力を祝福してくださるよう祈ります!」との一文がある。「エリコの壁が崩れたように、私たちは神が法の名による虐待を覆い隠す堅い壁を打ち破ることができると信じています。法は子どもを保護すべきで、家庭を壊すべきではありません」