日本バプテスト連盟は第61回定期総会でSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の学生とその家族への「殺害予告」に対する抗議声明を13日付で採択し、16日、同連盟の公式サイトで発表した。
同連盟は安倍晋三内閣総理大臣と菅義偉内閣官房長官、河野太郎国家公安委員長に宛てたこの声明で、「匿名による『殺害予告』という卑劣な手段により特定の個人とその家族を脅迫し、憲法で保障されている言論と思想信条の自由をはく奪しようとする行為に対し、強く抗議します」と述べるとともに、「憲法で保障されている基本的人権に関して、よりいっそうの遵守義務を政府に求めるものであります」などとしている。
その上で同連盟は旧約聖書の創世記1章28節に触れ、「地上におけるすべての命は神により造られ祝福された」と述べるとともに、申命記5章17節について、「被造物である人間が同じ命を与えられた人間を殺すことはあってはならない」と記し、マタイによる福音書22章39節「隣人を自分のように愛しなさい」 を引用してこの声明を結んでいる。