スキー場に隣接する新潟県南魚沼市の大型リゾートマンション「ツインタワー石打」(576戸)の管理組合前理事長が、理事長だった約15年間、管理費など計約11億円を着服していた疑いがあることが、23日までに分かった。前理事長は昨年秋、組合の調査で着服が発覚し解任された。組合は、時効とならない約4億円分について、業務上横領容疑で警視庁に告訴した。国内主要紙が伝えた。
報道によると、前理事長は公認会計士で、1999年にツインタワー石打の管理組合理事長に就任。組合の口座などを管理していたが、株取引などの投資のために管理費などを流用したという。一部報道では、前理事長自らが昨年11月、着服を組合側に告白したとされている。また、計約11億円のうち約2億円は弁済されているという。
ツインタワー石打のホームページによると、マンションは2棟建てで、1棟は12階、別の1棟は19階ある。12階の棟には地下にテニスコートもある。石打丸山スキー場がすぐ近くにあるほか、近隣には他の複数のスキー場がある。