名古屋工業大学(名古屋市)の伊藤宏准教授(53)が12日、妻への傷害容疑で逮捕された。数年前からドメスティックバイオレンス(DV)をしていた疑いがあり、妻(50)はあばら骨を折るけがを負ったという。国内主要紙が伝えた。
報道によると、伊藤容疑者は、10月25日午後9時半ごろ、自宅で妻の頭や腹などを殴り、床に倒れた妻に飛び乗り、あばら骨を折る3カ月のけがを負わせた疑いが持たれている。中日新聞によると、伊藤容疑者は「けがをさせたことは事実」と話しているが、故意ではなかったと容疑を一部否認している。一方、妻は2〜3年前からDVを受けていたと話しているという。
毎日新聞によると、伊藤容疑者は妻と高校生の娘の3人暮らし。娘も暴行の様子を目撃していたという。名古屋工業大のサイトによると、伊藤容疑者はスポーツ科学、応用健康科学が専門。日本体力医学会評議員、東海体育連合運営委員・評議員、東海体育学会理事・広報委員などを務めている。
名古屋工業大は、「誠に遺憾で深くお詫びする。事実関係を確認の上、厳正に対処したい」(毎日新聞)とコメントしている。