世界的なキリスト教伝道者ビリー・グラハム牧師(96)が、新刊『Where I Am: Heaven, Eternity, and Our Life Beyond(私のいるところ―天国、永遠、私たちの人生のかなた)』を出版する。息子のフランクリン・グラハム牧師は、ビリー牧師が95歳の誕生日を迎える前からこの本に取り組んでいたことを明かした。
フランクリン牧師は8月30日、「今週末、父の自宅を訪問できて素晴らしかったです」とフェイスブックに投稿した。
投稿はさらに、「父は、『私が死んだら他の人に、私は主である救い主イエス・キリストのところに行ったと言いなさい。そこが私のいるところだ』と言いました。イエスご自身が、『心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。・・・あなたがたのために場所を用意しに行く・・・戻って来て、あなたがたをわたしのもとに迎える。こうして、わたしのいる所に、あなたがたもいることになる』(ヨハネ14章1〜3節、抜粋)と言いました」と続いている。
アマゾンの書籍紹介によると、新刊はビリー牧師からの「最終章」とされ、過去、現在、永遠の現実性についての考えを分かち合うものだという。
「ビリー・グラハム牧師はもはや世界のスタジアムで説教をすることはないだろうが、この本を読めば、師の心が世界の救い主イエス・キリストと永遠の時間を過ごせるという明白な確信を持って、いまだ強く鼓動していることを感じるだろう。『Where I Am』の中でビリー牧師は、私たち全てを永遠の希望について熟考するよう招き、また強く促している」と紹介文にはある。
この本の中でビリー牧師は、聖書66巻の全てのメッセージについて、真理、警告、愛、未来の確かさに焦点を当てたコメントを付けているという。
96歳という非常に高齢にもかかわらず、世界的に有名な説教者であるビリー牧師は、自身の伝道協会の「My Answer」という活動を通して人々と接し、質問に答えている。
8月初旬、地元紙「カンザスシティ・スター」の読者が、イエスと他の高徳な人物の違いを尋ねた質問で、ビリー牧師は「違いは、イエスが信心深い人であるだけではなかったことです。聖書は、イエスが現に人となった神であると述べています。これは深遠な真理で、そしてこれまで現れた他の全ての宗教指導者とイエスが決定的に違うところです」と説明した。
そしてさらに、「一方で、聖書はイエスが100%人間だったことを明らかにしています。彼は赤子として生まれ、子どもとして育ち、成人になってからの多くの人生を大工として過ごしました。しかし聖書は、イエスは100%神であったとも語っています」と述べた。
アマゾンによれば、新刊は9月29日に発売される。