手足のないキリスト教伝道者として知られるニック・ブイチチさん(32)が、2人目の息子デヤン・リーバイくんの誕生を、妻のカナエ(宮原佳苗)さんと共に待つ素晴らしい写真を公開した。
ブイチチさんは最近、自身のフェイスブックに、カナエさんと1人目の息子キヨシ・ジェームズくんと共に写る海辺で撮った写真数枚を投稿した。ブイチチさんは写真と共に、「デヤンの誕生への興奮と期待に満ちた、私たち家族の喜びをシェアします。写真家ニコレッタ・ダスカラキスさんに感謝します。素晴らしい写真を撮ってくださいました。この写真を見て楽しんでください。祈りに覚えてくださって、ありがとうございます」と書き添えた。
この投稿には、6日の時点で既に300万以上の「いいね!」が付き、世界中の人々がブイチチさん一家が互いを愛し合う姿に感銘を受けた。
ウクライナのナタリー・プラーコバさんは、「ニック、素晴らしい家族ですね!あなたと美しい奥様を見ると、私の心もほほ笑みます。お二人の絆がどれほど強く、誠実なものかを感じます! 個人的にいろんな意味で強められます。神はあなたの働きを通して素晴らしいことをなさっています!」とコメントした。
英国人のDJジェイ・ディープさんは、ブイチチさん一家が「世界で最も好きな家庭の一つ」とコメントし、ネパールのミモサイ・ライさんは「美しい家庭」をたたえ、「あなたからの全ての霊感と、この家族写真を投稿してくださったことに感謝します」とコメントした。
手足がない状態で生まれたブイチチさんは、困難な子ども時代を送った。手足を欠損させる非常に珍しい先天性疾患「テトラ・アメリア症候群」を持ってオーストラリアで生まれたブイチチさんは、いじめに遭いながら成長した。いじめられ、非常にみじめに感じ、8歳の時には真剣に自殺を考えたこともあるという。
しかし、神に深く根差した信仰によって、ブイチチさんはこの障がいを祝福に変えた。わずか17歳で、NPO団体「Life Without Limbs(手足のない人生)」を設立し、現在は世界を股に掛けるモチベーショナル・スピーカー、キリスト教の伝道者として活躍しており、神の愛と恵みの生きた証しとして奉仕している