【CJC=東京】欧州などに住むユダヤ人による4年に1度のスポーツの祭典「欧州マカビ競技会」が7月28日、始まった。大会は今回で14回目。第二次世界大戦終結から70年、ドイツとイスラエルの国交樹立50年という二つの節目を記念し、初めてのドイツでの開催となった。
メーン会場は、ナチスが国威発揚に利用した1936年のベルリン五輪の会場。ヨアヒム・ガウク大統領は、「歴史の曲折を経て、ユダヤ人のアスリートたちがここに集まった。全ての人々に寛容の精神と、互いの良き未来を願う心を期待する」と演説した。
8月5日まで欧州を中心に世界約40カ国から約2200人が参加する。